ちょっと重いお話かもです(^^;)

両国に復興記念館があると聞いて、行ってきました。
関東大震災の時の記念館です。
存在すら知りませんでした。

墨田区の、横網町公園内にあります。
ぼんやりイチョウが色づき始めていました。

ここですね。

驚いたのは、地味な記念館と思いきや、観覧者がひっきりなしです。
お年寄りばかりでもなく、子供から私たち世代まで。

商用目的でなければ撮影ＯＫと伺ったので、何枚か撮らせていただきました。

なぜここに記念館が？と知らずに行きました。
展示品を順を追ってみていく中で分かりました。

この場所には、当時陸軍の被服廠があったのですね。
移転したことで、この場所に公園を作ろうとしていたようです。
地震が起きた際、ここは広大な空き地だったので多数の方が避難してきました。
すでに火の手はあがっていましたが、遠くの方だったので安心したようです。
一度家財道具を取りに戻り、お布団とかいっぱいに荷物を載せた大八車で空き地は埋め尽くされました。
そこへ火の手が来て、大八車の家財道具に燃え移り、ちょうど日本海側に台風がきていたので風も強く、身動きも取れず・・。
ものすごい数の犠牲者を出した場所でした。

記念館があるんだーくらいの気持ちで行ったので、慰霊碑や慰霊堂に驚いてしまいました。
都内に、震災の面影が残る場所がたくさんあることも初めて知りました。

湯島聖堂には当時の猛火を浴びた黒焦げのイチョウ、浅草寺も関わりがあるところだとは。
震災関連をめぐる散歩、いつかしたくなりました。

帰りにすぐ横の旧安田庭園も散歩。

紅葉には早いかな。
人懐っこい亀になごみました(*^^*)

両国って色々なものがある街ですね。
奥深いです。