マッサージをするとシミが濃くなりますか？

最近お客様から良く質問されます。

答えは、
適切なマッサージでは濃くなりません。
摩擦で濃くなります。

悪い例をいくつか挙げます。

・肌に負担のかかるようなクレンジングを使っている。
・洗顔の時に指が肌に触れる（泡が足りない）
・クリーム・乳液などを適量使っていない（肌を指が滑る程度に）
・洗顔の後、タオルで顔をごしごし拭いている。
・手で化粧水をつける際にこすっている（量が少ない・こすらない）
・コットンでつける際にこすっている（乾燥部分があるとダメ。摩擦がおきます）
・潤滑油を使わないで自己流のマッサージをしている。
・お顔をこする癖がある。

このあたりはNGです。

間違った方法でなくても、刺激の強いマッサージを毎日行うのは×です。
お客様に「エステはどのくらいあけたらいいいですか」と聞かれます。
個人差はありますが「最低2週間はあけた方がお肌にとって良い」と答えます。
間隔をあまりあけないエステはシミだけでなく、乾燥も招きます。

ブライダルの方に多いのですが、
どこに通おうか決められなくて短期間であちこち試そうとなさいます。
3日前にエステに行ったばかりとおっしゃった方も珍しくありません。
他のサロンの手技は分からないので、お肌に負担を与えないようにすると十分なことがしてあげられません。
オールハンドマッサージでも、十分な期間はあけてください。
一番きれいになるべき時に、一番負担を与えてしまいます。

全部がダメというものではありません。
毎日でも大丈夫な手技もあります。

例えば
私は耳の後ろから鎖骨に掛けてリンパマッサージをよくします。
でもシミはありません。

が、肩に下着の紐の黒ずみ。
思い鞄を毎日使っていたときのも右肩だけ黒ずみ。
摩擦で簡単にシミができました。

疲れると目の周りを押さえる癖があるのですが
優しくではなく、「これでもかっ」と強く押していた時期がありました。
その場所にも簡単にシミができました（すぐに消えましたが）。

刺激の強さが関わってくると思います。
つまり、摩擦ですね。

強さが分からない方はサロンでお伝えください。
これは文字や言葉では伝わりません。
その場で実践します。
以前サロンでの勉強会でマッサージの方法を話題にした時に、
言葉だけで出来た方はいらっしゃいませんでした。
強くしてしまう方が多かったです。

刺激は摩擦だけではありませんよ。
紫外線も刺激です。
ニキビを潰すときの指の圧も刺激。

もっというなら、シャワーが刺激という先生もいるし
蛍光灯も刺激という先生もいます。
でもそんなことまで言っていたら生活できません。

どこからが刺激なのか、どうすると刺激なのかを知って
上手に付き合っていきましょう。

最後に。
シミは1種類ではなく何種類もあります。
そしてまだ解明されていないことがたくさんあります。
とっても奥深いものです。
今回のお話は摩擦に限ってのお話でした。
これでシミの対処の全てとは思わないでくださいね。

日常の気になることはいつでもご相談ください。
コラムでの題材にしてお答えいたします(^^)