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そごうはすごいなあ。
昨日、そごうでスプリングコートを買っちゃいました。
シーズン前に洋服を買ったのって、生れて始めてな気がします。
品揃えは豊富だし、サイズも全部あるし、すぐに着られない待つ心意気。
贅沢なことしちゃったーとご満悦でした。
さて、夕方にそごうから電話が入りました。
何やら切羽詰まった女性の声。
30秒に1回「すみません」とか「とんでもないことを」とおっしゃいます。
どうもお会計間違いをしてカードを切ってしまったようです。
「それは大変ですね。今日か明日にでも伺いますよ」と気楽に返答しました。
結局、夜に旦那さんが文教堂へ行きたいというので、付き合いがてらその日のうちにそごうへ寄りました。
旦那さんとは文教堂で落ち合うことにして、一人でそごうへ。
もう遅い時間なので、昼間は2人いた店員さんが1人でした。
「お会計間違いのお電話をいただいた者ですが」と声をかけたら「あっ!」と驚いた顔をして、「申し訳ありませんでした!!」と90度お辞儀。
ご迷惑をとおっしゃるので、家も近いですから大丈夫ですよーとレシートを渡しました。
「では行ってまいります!」とその方は奥へ走っていきました。
待っている間、この服も欲しいな~と洋服を見ていたら「久保様」と声をかけられました。
振り向くとスーツ姿の男性。
「フロア責任者の〇〇でございます」
せ、責任者問題なの!?
このたびは・・・と90度お辞儀。
いや、本当に大丈夫です。ご丁寧にありがとうございます。
そこへ遠くからすごい勢いで走ってくる女性。
私が購入した時に担当した方でした。
店舗へ飛び込んできて、土下座でもせんばかりな勢いで90度お辞儀。
「申し訳ございませんでしたーー!」
ちょっ、いや、待って、お願い、もう許して(笑)
何度も何度も謝ってくださる3名様。
「私もお店をやっていますが、こういうことありますから大丈夫ですよ」
一生懸命に場を和ませようと、余計な自分の失敗話を披露する私。何をしているのやら(^^;)
帰り際にも3人で90度の長いお辞儀をしてお見送りをしてくれました。
私、「お店に寄ってからトイレにいこっと」なんて思っていたのですが、出口とお手洗いは逆方向。
この空気の中でお手洗い方向へ向かう勇気はなく、まっすぐ出口へ向かいました。
ついでに、かっこよく去らなければと緊張して、変なモデル歩きになってしまいました(後で考えたら、お辞儀してくれたいたら見えていなかったはず)
そのあとはそごうを出て、文教堂のお手洗いへ小走りに直行しました(笑)
あれだけの謝罪をいただく出来事とは思わず、軽く考えていました。
偶然にも遅い時間に行って正解でした。
忙しい時間帯に行ってしまったら、時間をとらせて他のお客様に迷惑をかけてしまったかもしれません。
それにお客様の前で謝罪をさせてしまったかもしれません。
人に恥をかかせる行為はするまいと心がけていますが、やってしまうところでした。
今日か明日行きますね、と言ったのも、NGだったかも。
担当した方がもし明日が休みだったら、私が来るかもと思って出勤にしたかもしれません。
相手が謝罪する用件でいつ行くかを曖昧にすることは、迷惑をかけることかもと後から気づきました。
それにしても、私にとってはなんでもない会計間違いだし、人ならミスはすると思うし、本当に気にしていませんでした。
でもそごうにとっては大きな事件だったのですね。
やっぱり百貨店ってすごいです、しっかりしています。
私はこれだけのことができていないなあ、気遣いもまだまだだなあと反省もすることができた出来事でした。
で、このしっかりした対応を思い出すと、コートを着た時のご機嫌度が10%増になりそうです。