キーワード検索
月別アーカイブ
自分に御褒美
土曜日はご予約が少なかったので早上がりをして実家へ。
ついでに実家近くの百貨店に寄って、お財布を購入してきました。
長いこと、ゴールドのシャルルジョルダンを使っていました。
がま口部分のつまみが可愛くて。
もう10年くらい前でしょうか。硬派な性格のお客様が、取り出したお財布が黄色だったんです。
「意外なんですが、風水ですか?」
「自分でも意外。風水なんてと思っていたけれど、これを持ってからお金に困らなくなったんです。」
この硬派なお客様がおっしゃるなら私も試してみたいと思い、黄色は苦手だったのでゴールドの財布を購入しました(当時は毎週名古屋に行っていたので、影響を否めません)。この色でデザインが気に入ったのがシャルルジョルダンしかなかったので、必然的にこれを選びました。
で、本当にお金に困らなくなったのです。
でも貯金は増えません。
調べてみたら、「ゴールドは入るけれど出て行く、お金の回りが良くなる」だそうで、黄色にするべきだったようです。中途半端な風水知識は危険ですね。
でもそのまま使い続けて10年。
そろそろ卒業して、落ち着いた大人仕様にしたくなりました。
本出版の御褒美、その後にいくつかあったお仕事の良いこと等々で自分にご褒美をしたいと思っていたので、お財布を購入することにした、という流れです。
ブランド名を書いちゃうと、FENDIの財布が欲しかったんです。柔らかい皮が魅力的ですし、大人の女性ブランドとして申し分ないかなと。
ところがお店に行ってみたら、「在庫は展示品限り」「倉庫を探しますが、わかるまで1週間かかります」「配送はしていません。取りに来てください」
えー。
これは「縁がない」と考えるべきなのか。
それとも「そこまでして欲しいのかを試される試練」なのか。
考えた末、やめました。1番の理由は店員さんの対応。詳細は書きませんが、こういうブランドですから変な営業テクニックなしに堂々と勧めて欲しかったなと。商品は申し分なかったのですが、どうしても引っかかってやめてしまいました。自分がお店を始めてから、こういうところに厳しくなっちゃって困っています。一種の職業病なのでしょうか。
加えて、購入を決めた時に旦那さんがプレゼントすると申し出てくれたんです。自分で自分にプレゼントと決めていたので断ったのですが、結局受けました。で「いただくものにケチがつくのはいけない」とも思いまして。
お店を出て、プレゼントしてくれるならブランドを選んでくださいな、と言ったら、連れていかれたのが某ベタベタブランドのお店・・。そうだ、この人はバブルを知っている世代だったんだと思い出しました(私は氷河期世代です)。
というわけで、シックですが誰もが知っているブランドの財布が私の新たな相棒となりました。
恥ずかしいので、色だけ。
FENDIは次の相棒かな。
長く使う方なので、10年は先かもしれません。
とはいえ、10年経てば好みも変わっていそうです。今回だって、10年前に将来ブランドものの財布を選ぶなんて思いもしませんでしたし。何を欲しがるのか楽しみです。
世の中は電子マネーになって、お財布文化がなくなっていたりして。
思いがけずプレゼントとなってしまいました。
改めて、自分で自分へのご褒美を何にしようか考え中です。
頭に浮かんだのは・・ひとり旅に行きたいなあ。