術後1年検診から戻りました。

去年の8月初めに突然発症。8月、9月と暗黒の2ヶ月でした(-“-)

30分に1回、おトイレに行きたくなるし。

逆におトイレをしたくても出来なくて病院に駆け込んだり。

予約が満員の日が怖くて、長いコースが怖くて。

人と会うのが怖くて、出かけるのが怖くて、研修やドライブ、電車移動が怖くて。

手術は不安よりも、早く解放されたくて待ち遠しかったです

やっと今の病院にたどり着き、先生から「手術はいつが良い？」と聞かれて「少しでも早く今の状況から抜け出したいです」と答えたら「じゃあ来週」と言ってくれた時は神様かと思いました。だって、他の病院は早くても1か月や2か月先なんです。

看護師さんが「先生、来週の手術はいっぱいです」と止めても「僕の誕生日だからいいじゃん。やろうよ」と優しい理由で受け入れてくれました。

10月のはじめに手術をして、本日1年検診。

MRIを撮ってきましたが、術後良好でした。

両手に注射の痕(^_^;)

採血も含めて、今日は3回注射をしました。注射、嫌いです・・。

前のコラムで「もう日常に戻っています」と書きましたが、１つだけ名残が残っています。

手術までの2ヶ月、夜中におトイレに行きたくて何度も目を覚ましていました。一度目が覚めると眠れなくて、ベッドの中で同じ手術をした人のブログを片っ端から読んで、気が付くと朝を迎える。そんな毎日でした。

手術を終えた後、もうおトイレの心配はしなくていいのに何度も夜に目が覚めてしまっていました。

半年後に2~3回に減り、最近ようやく1回になりました。

朝までぐっすりにはもうちょいです。

健康って大事です。病気にはならないに越したことはありません。

でも、病気になったことで得るものもありました。

例えば、お客様と手術の話ができるようになりました。

手術経験者の方はとても多くて、手術の内容は違えど、お客様の不安を理解できるようになれました。

あるお客様は「コラムを読んで、私と同じだと思った」とご病気の話をしてくださったり、「話がしたくて」と初めてご来店された方もいらっしゃいました。

本当に無駄な経験はありません。

あとですね、怖がりが治ったんです。

いや、今も怖がりですが、例えばビジネスホテルで電気を消して眠れるようになりました。

この1年の間に夜中に目を覚ますことが多すぎて、夜に慣れたんです。

ばからしいかもしれませんが、私には大きなことです。

再発でもない限り、もう手術の話題は書かないでしょう。

5年後の再発率が10％とか。まあ、私は年齢的に大丈夫かと思います。

先生から「今日で卒業でいいよ」と。

というわけで・・・卒業しました！