エステに全く関係のないお話ですみません。

昨夜は映画を楽しませていただきました。
「のぼうの城」です。
埼玉が舞台なので、他県ではほとんど終わっている映画なのに
埼玉だけいくつもの館でまだ上映していました。
それもとうとう今週で終わり。
慌てて行ってきました。
ちなみに観客は9名でした(笑）

とっても簡単に筋書きを書くと
豊臣秀吉が関東征伐に小田原城を攻めました。
北条氏の城は小田原城を含めて関東にいくつもありましたが、最後まで落城しなかったのはこの忍城（おしじょう）だけ。
しかも豊臣軍20000人に対して、こちらは500人。なのに勝利しました。
その攻防を史実を元にかなりフィクションを取り入れて作られた映画です。
見所は水攻めシーンですね。
ちょうど震災とぶつかって津波被害への配慮から上映延期となってしまいました。

狂言師野村萬斎が好きで、彼が選ばれたということは唄や舞いが盛り込まれているだろうと思ったらその通り。
舞をしている人は普通のしぐささえも型があるように美しく、目を奪われました。
私にとっての見所は彼の舞いです。

水攻めの時に堤防をつくるシーンでは、きっと周辺の多くの古墳を壊したのだろうなあとため息。
豊臣方の大将、石田三成のばか、と怒っていました。
実際に埴輪を粉砕するシーンがあり、「やめて！」と身を乗り出してしまいました(笑）

ストーリーに夢中になりながらも、これは現在も残っているのでは？と関連史跡探索の散歩心がうずうず。
と思ったら、エンドロールで現在の風景が流れました。
これは喜ぶ人が多かったのではないでしょうか。
お城の門の名前が残る地名、水攻め時に造った堤防跡（現在の「石田堤」）等々。
石田三成が本陣を構えた丸墓山古墳だけは行ったことがありました。
でもこれはもう一度行かなくちゃです。
映画の登場人物と同じ場所に立ち、当時の風景を想像したいです。

映画を見に行く時間がなかったらテレビでいいか、と思っていたのですが、無理して足を運んで良かったです。
大満足でした(*^^*)