時々話題にしますが、私は顔の下半分が膿んだニキビだらけでした。
普通の肌の部分の方が少ないほどで、赤みも手伝ってひどい顔でした。

ファンデーションを塗るというよりは、隠すためにのっける状態。
目から上はきれいだったので（眉間に数個ありましたが、顔から下に比べたらきれいでした）マスクをすると落ち着きました。
ファンデーションがマスクにつくので、一日に何回もマスクを取り換え、化粧をし直していました。

マスクで息がこもるからニキビが治らないのか。
煙草の煙がかかったらニキビがひどくなる。
車が通れば排気ガスがかかるとニキビがひどくなるかもしれない。
鋳物の街、川口にいるから空気が悪くてニキビが治らないのか。
こんなことを考えていました。今思えば病んでいました。

皮膚科へ行ったら漢方を処方されました。高いのに変化なし。
別の皮膚科ではなぜかツボ押し。変化なし。
とある肌の有名先生に「小麦粉はニキビが出るのよ」と言われてやめたこともありました。変化なし。
ニキビに良いローションがあると聞いたらすぐに買って、ローションマスク。数時間のうちに半分を使ってしまいました（病んでいました）。
でも治る兆候さえない。

肌の相談ならエステに行ってみようか。
そう思って、とあるエステを予約しました。

予約時間に伺い、カウンターで名前を告げたら、カウンター内にいた方が私の顔を見て眉をひそめました。
エステティシャンの声って高い声の気がしませんか？
とても低い声で、冷たく「皮膚科に行きましたか？」「？？はい」「じゃあ皮膚科へ行ってください。うちではできません」

え？なんで？
今の私なら理由は分かりますが、当時は理解できなくて「こんな顔に触りたくないんだ」と思いました。
悲しさと怒りでいっぱいになりながらその場を去りました。
エレベーターが来るのを待っていたら、エステティシャンの方が追いかけてきて「これ、どうぞ」とサンプルセットをくれました。
正確には手ににぎらされて、押し付けられました。
「しまった」と思ったのでしょうね。
彼女なりのフォローだったと思うのですが、製品説明も使い方も分からず、使うことなく捨てました。

私目線で語ったらひどい話に思えるかもしれませんが、一般的なエステの対応です。
白ニキビ、黒ニキビはサロンケアやホームケアでなんとかなりますが、炎症ニキビは皮膚科をお勧めするようにとなっています。

ところが、リセラサロンでは歓迎しています。
配合されているα-ＧＲＩＸ（アルファグリックス＝医療にも使われている海洋深層水）が炎症を抑える力ももっているからです。

ニキビ肌の方を私は普通にお迎えして、お話を聞いて、できるケアをしています。
もちろん手に余る時にはクリニックを紹介し、すでに通われているお客様は良い形で連携をするようにしています。
これが普通になっていました。

一般的なサロンは炎症中のニキビ肌を断ります、という話題を昨日耳にして、急に自分体験を思い出して書いてしまいました。

私は二度、ひどいニキビ肌を経験しています。
一回発症すると8か月～1年半くらいかかります。
二回の経験でようやく理由が分かりました。
おそらく成分です。
私の肌を落としたのも、立ち直らせたのも、化粧品でした。

肌に良いものを使ってください。
浸透率の高さは大切ですが、悪いものを深くに入れるとひどい目にあいます。
私はニキビでしたが、強烈な敏感肌になって苦しんだ方もいます。

口から入れるものにはこだわるくせに、どうして朝晩と肌につけるものにはこだわらないのだろう。
ある先生の言葉です。
食の意識は高まってきました。
肌への意識も高めてほしいと思います。