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1年目のFD
古いパソコンから古い写真が出てきたので、ご紹介しちゃいます。
サロンをスタートさせたのは、こんなところでした。
本を読んだ方は、お客さんが帰っちゃうってどんなだったのだろうと思いましたよね。
これが玄関ドアです。
このドアに、今もかかっている「FD」の札を下げていました。
今でこそ案内板やリースを飾っていますが、当時は札だけ。
エステサロンっぽくなくて不安になりますよね。
ちなみにインターフォンがないので、窓を開けて「どなたですか」と確認していました。
ここをガラッと開けるんです(ドアの左側にありました)
今のサロンにきて、インターフォンがあることがどれほど嬉しかったか。
怪しい営業が来ても、「結構です」と顔を見ずに言えるのですから。
カウンセリングルーム。
実際はこんなふうに座っていませんでした。
私は手前に座って、お客様がソファでこちらを向いて座る。
これは広告用の写真で、お客様役は母です。
母の顔出しをしないために、このような構図となりました。
この頃には私は顔出しをしていたんですね。忘れていました(笑)
このユニフォームが、本に出てきた「欲しくて欲しくてたまらなかったユニフォーム」です。
鏡台がどこだったか覚えていますか?
ここです。
結局今も使っています。
洗面所も古いタイプでした。
おしゃれに工夫したかったのですが、試行錯誤を繰り返しているうちに引越ししちゃいました。
エステルーム。
あの頃に通われていたお客様、覚えていらっしゃいますか?
ばりばり和室でした。
私もまだ髪が長くて、後ろにまとめていました。
お客様役は母です(カメラマンは父)
ここに写っている機械は今はもう全部手放しました。
座っている椅子は、アウトレットで購入した学習机の椅子なんですよ。背もたれをはずして使っていました。スツールを買うお金がなかったんです(でも誰にも気づかれませんでした。堂々と使っていたからでしょうか)
スツールが買えないのに、ユニフォームに気合を入れてしまうなんて。それが女心というものです。
このタオルケットは今も使っています。
白いタオルケットかと思っていたら、昔はオレンジのシマシマだったのですね。
なにもかもが懐しいです。
サロンは全然エステっぽくないし、私もまだ駆け出しでしたし、オープン直前には急に膿んだ大きなニキビが顔中にできてしまって(画像をよく見ると肌が荒れているのが分かります)大変な時期でした。
エステティシャンなのにと荒れた顔を見て落ち込み、きれいになりたい、私がきれいになれる日なんて来るのか、といつも思っていました。
よく「あの頃のお客様には感謝です」と書いていますが、このような時代を支えてくださったからなんです。
この頃は、髪の毛1本でも落ちていたら「この1本が理由でお客様が来なくなるかもしれない」と這いつくばって探していました。わからないことだらけだったので、質問には時間がかかってもいいから必ず答えようと決めていました。今、自分ができる最大のおもてなしをしよう、誠実でいよう、そんなことばかり考えていました。
満足な環境が作れなかったので心を大事にしようという、FDの原点はこうしてできました。
あの頃、色々なことがありましたがとにかく前向きでした。
辛いこともあったけれど良い方にしか考えませんでした。
次の7月で15周年になりますが、15年間ずーっと良いことばっかりの気がします。
楽観的過ぎますか?(笑)
私は自称運の良い人ですが、運の良さは心持ち次第なのだと思います。
いつのまにか、振り返れるほどにFDにも歴史ができました。
長いお付き合いの方は、一緒に思い出を共有できて嬉しいです。
今のサロンからのお付き合いの方、これから知り合える方は、こんなスタートだったのですよ、と知っていただけたら嬉しいです。
こういうのは、15周年の日に書くコラムでしたね^ ^