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JR川口駅にあるエステサロンFD。脱毛・光フェイシャル・腸セラピー・リンパケアなどのエステコースをご用意しています。Dr.Recella取扱店です。どうぞお気軽にお立ち寄りください。

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ニキビとの戦い

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ニキビとの戦い


エステティシャンは肌がきれいなものだと思っていませんか?
私は思っていました(^^;)

まだこの仕事を始める前に、ある個人サロンのエステに通っていました。
初めて行った時にエステティシャンの顔を見つめてしまいました。
この人「たるみ」がすごい・・・その視線に気づいたのか
「私、たるみだけはどうしてもだめなのよ」と言われました。
今思えば、意地悪な私でした。

勉強会などで多くのエスティシャンと顔を合わせると、決してきれいな人ばかりではありません。
にきびができている人、大きなシミが目の周りにたくさんある人。
ふと気づいた共通点が、個人サロンの人にトラブルを持っている人が多い気がしました。

数名のスタッフがいるサロンだったら、お互いにやりあえます。
個人サロンだと自分で自分はできません。
自分がエステに行かない限りは、誰にもエステをしてもらえないんですよね。

加えて、ストレス。
開業して1~2年の人はたいてい何か抱えています。
肌に出る人、体に出る人様々です。
中堅サロンの店長の知り合いも多くいますが、立場なりの猛烈なストレスを抱えています。
心療内科に通いながら仕事をしている人もいました。

さて、古いお客様はご存知だと思いますが、私も開店時にひどいニキビに悩まされました。
元々ニキビとは長い付き合いで小さいのは当たり前にいくつもあるし、
大きい膿ニキビもいつもどこかにありました。
それが顔中が膿ニキビになり、まともな肌の部分の方が少なくなりました。

本当に色んなことを試しました。

漢方・・・これといった効果がわからない割には高く、やめてしまいました。

にきびに良い成分が入っている化粧品・・・ローションマスクにしてとにかく使いまくりました。
1週間で1ビンあける勢いでしたが、効果は全く分かりませんでした。

ビタミン系サプリメント・・・少しだけ落ち着いたけれど、1ヶ月くらいで変化を感じなくなりました。

体質改善型サプリメント・・・変化を感じましたが、コストに負けて2ヶ月でやめてしまいました。

マメなパック・・・痕はきれいになりましたが、出てくるものを抑えることは無理でした。

他店のエステ・・・傷つくことばかり言われて、効果はなく終わりました。

皮膚科の抗生物質・・・効果がよく分かりましたが、抗生物質が苦手な体質なので続けることができませんでした
(種類が豊富で、全く効かない方もいるようです)

温泉・・・雑菌が入り、かえって炎症をおこしました。

市販の塗り薬・・・よくわからないまま、乾燥ばかりがすすみました。

会う人会う人に色んなことを言われました。
乳製品はやめた方がいい。パスタはだめ。汗をかいちゃだめ。
悩んじゃだめ。○○の方角は避けなさい。

ニキビってなに??と聞かれて原理も対処法も分かっているのですが、全く効かないのです。

私の場合は基礎化粧品を変えたことが治るきっかけでした(今のラプレシアシリーズがそれですね)。
よくなってきたかな?と思えてから3ヶ月後くらいには化粧で隠せるくらいになっていました。
悩むこと1年半。
エステティシャンという仕事をしていて本当に辛い期間でした。

現在は時々できてしまうものの、以前とは比べ物にならないほど落ち着いています。
ですがあのときの「ニキビ痕」はゆっくりゆっくりのお付き合いですね。
白磁のような肌・・とは縁遠いものがあります(^^;)

ホルモンバランスの狂いが肌に出たのだと思っています。
30前後のバランスが乱れやすい時期に、猛烈なストレス(自分では自覚が無かったのですが)。
お手入れを真面目にやっっていなかったのに、研修時にモデルとなって日に何度もエステをしている状態。
初めてきっちり揃えた化粧品のライン。
ずべてがタイミングよく(悪く?)重なったのでしょう。

治ったときにネタにしようと、症状がひどい時に写真を撮りました。
ですが、その一ヵ月後にもっと最悪の状態に。
嫌で嫌で鏡さえみることができず、結局一番ひどい時の写真は残せませんでした。

あの頃に私の肌をみていながらもお店にきてくださり、いまだにお付き合いのあるお客様には心から感謝しています。
普通なら、「こんな肌のエステティシャンの店なんて嫌」と思われても仕方ないですから。

時々私と同じ症状のお客様がいらっしゃいます。
その時に、辛い体験だったけど経験しておいてよかったと思います。
辛さが分かるし、一緒に悩めます。

元々すごい肌がきれいなエステティシャンの友人がいます。
彼女は「お客様のにきびの悩みが分からない」ことが悩みだと言います。
気持ちが分からないと、言葉で傷つけてしまうかもしれない、と。
私が他のサロンで受けたのはそれだと思いました。

私も歳を重ねてきて、たるみの悩み、シミの悩みをもつようになってきました。
ようやく、たるみなどで悩む方の気持ちが本気で分かる位置に立てました。

肌に自信のもてないエステティシャンでいいのだろうか?と悩んだ時期もありました。
肌がきれいで悩みなし!のエステティシャンよりも
悩みを知るエステティシャンのほうが良いのかも?と最近思えています。
正直言って歳をとるのが楽しみです。
きっとエステティシャンとして深みが増すでしょう。

ストレスをためない方法も見つけました。
我慢をしない。

具体的には、感情に嘘をつかないようにしています。
嫌なら嫌な顔をする。作り笑いはしない。
案外普通にできてしまい、できてみると嫌な顔をあまりしていない自分にも気づきました。
楽しく仕事をしているようです。

とはいえ、「なんですって!」という顔をしたことはあります。
嫌な顔というよりは、心底驚いた経験です。
何度もないので、覚えています。

「今日のお会計は○○円です。本日は初めてなので半額ですね。」
「えーもうちょっと負けてよ。○○円にならない?」
(なんですって!?)

もう一つ。

「こちらのソファにおかけください」
お客様はソファにあぐらをかかれて(注:ミニスカート)
「店長さんもストッキングぬいでよ。堅いの嫌いなんだ。」
(なんですって?!)

色んなお客様がいらっしゃいます(笑)

まだまだありますが、これだけで一回分のコラムになりそうなのでこのくらいにしておきます。

前半と後半で雰囲気がガラリとかわってしまいましたが、
自分なりに仕事を楽しくやっていますというお話でした(^^)