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営業よもやま話(その2)
困った営業というのはあるものです。
ある日かかってきた電話。
相手にとって不都合なことを言うと
「どうしたんですか」
と切り返してくる営業電話が入りました。
「今は時間がないから」
「どうしたんですか」
「いい加減にしてください。そちらはどこに会社があるのですか」
「どうしたんですか」
こんなマニュアルをもらっているのでしょうね。
全然電話を切らせてもらえないのです。
10分くらいこんなやり取りをしました。
このパターンを崩してやる!
片手で電話を続けながら、片手で会社のパソコン検索を始めました。
簡単に情報が出てきました。
「あら、名古屋と東京に会社があるのね。じゃああなたは東京から?」
「え・・」
崩れた!
「ふーん、5年で2回も会社名を変えているんだ。よっぽど悪どいことしているのね。
あら、随分訴訟を起こされているわね」
ガチャン!
切れました。勝ちです(笑)
最初の会社であんな電話のかけ方を教わったら、彼の今後は大変でしょうね。
さて次はとある携帯会社。
電話がなりました。
「○○ですが、今度無料で携帯の買い換えができるようになりました。
2年以上現在のをお使いですか?」
「はい」
「おめでとうございます。当社の携帯へ変えることができます。
それでは本日営業が近くをまわっておりますので、ご説明と契約に伺います。
追って担当から連絡いたします。ありがとうございました」
一気にしゃべって切れてしまいました。
すぐさま電話。
「このたびはご購入いただきありがとうございます。
本日16時に伺いますがご都合はよろしかったでしょうか」
一言返事を返したきりで購入が決まっていました。
もちろん断りましたが強引な手法です。
他にも面白かったのが「電光掲示板」
店頭で文字が流れる看板の営業。
若い営業さんが飛び込みできました。
即答で「買いません」と断りました。
10分してまたピンポーン。
ドアを開けたら、年配の上司らしき人が電光掲示板を抱えて立っていました。
もちろん電源オン!
きらびやかな文字が廊下を照らし出していて
「5年で150万です!」と叫ばれました。
度肝を抜くという表現がぴったりです。
いや・・ちょっとその激しい光は近所迷惑ですから・・。
もちろん断りました。
他にも「金」に投資しませんか、と
「金」を水戸黄門の印籠のように掲げた人たちが並んで立っていたり
青山にある雑貨店が潰れて売り歩いていますと若い女の子が「やじろべえ」を売りに来たり。
営業さんて大変ですね
皆さんお疲れ様です。