今日、お客様が都内に引っ越しされるからとご挨拶にいらしてくださいました。
部屋の鍵の受け渡しで川口にいらしたのだそうです。
開店して間もない頃のお客様で、
まだ下手でどうしようもない頃の私を知っている方の一人です。
育ててもらったという気持ちが強く、お別れはとても残念です。
と、思ったら、「引っ越しても来ます」と言ってくださいました。
会える機会は減ってしまうかもしれませんが、それでも縁が切れないのは嬉しいです。

先月末には、やはり長いお付き合いのお客様が
少し遠くの県に引っ越してしまいました。
引っ越し最後の日にご来店くださって、お別れが出来ました。
（しんみりは苦手なので、いつも通りでしたが）
戻ってきたときには、絶対拠点は川口にしますという力強いお言葉をいただきました。
なんの確約もない言葉なのに、また会えるという支えになっています。

普通にご来店なさって、実は遠くに引っ越したんですと聞くこともあります。
わざわざ、本当にわざわざご来店くださって感謝しかありません。

他にも、遠くに引っ越したけれど変わらず月１で来てくださる方。
海外に転勤になってしまったけれど、帰国時には必ず寄ってくださる方。
夜行バスに乗って遠くから来てくださる方。
多くの方が、遠く離れてもサロンに来てくださいます。

そんな方がたくさんいらっしゃるから、
今回のようなお別れも「これで最後じゃない」と思えてしまいます。

「お客様」がいなくなるという損得ではないです。
せっかく知り合えた「人」との縁が切れてしまうことがとても寂しいのです。
ご来店されるのは大変だと思います。
でも、大変だと感じさせないほど楽しみな場所でありたいと思います。

近くのお客様からも、遠く離れてしまったお客様からも
私は多くのことを学んでいます。
いつまでか分かりませんが、続く限りずっとお付き合いができたらと願っています。