先日お会いした「偉い人」は、終始お金のお話を語る方でした。
お仕事をする以上、お金は重要なことですが、そればかりだと・・。
私は甘いですね(笑）

色々なことを相談していた前の営業さんに会えた時に、この話をしました。
「先生はお客様のためにと仕事をしたら、お金がついてくる。そんな考えですものね」と言われました。
その通りです。

ちょうど、先日のリセラの講習会で社長が仕事の目的を話題にしました。
（間違えている方が多いですが、リセラの社長は男性ですよ）
メモするのを忘れてしまったので、細かい部分は私なりの解釈で覚えてしまっていますが、

仕事の目的には大事な順番がある。
生活があるのだから、お金は必要。
それより上位にお客様のため、感謝する、される気持ち。
その上に、もう一つ大きな目的が必要だそうです。
リセラでは、そのてっぺんの目的は
「界面活性剤の恐ろしさを伝えたい。安全な化粧品を伝えたい」です。

少し話がずれますが、社長の話を簡単に（これも私の記憶頼り）。
社長は昔、大きな借金をして町の商店街に薬局を開きました。
同じ店舗の隣に化粧品売り場が併設されていたそうです。
自分は全く売れない。
横で見ていると、隣の化粧品は5万円もするクリームがどんどん売れる。すごいなあ。
ところが、1ヶ月してまた5万円のクリームを買いに来た人が、ちっともきれいになっていない。
なぜだろう。
これが原点だそうです。

そして化粧品に興味を持ち、勉強してみると、界面活性剤の恐ろしさがどんどん見えてきた。
知った以上は伝えなければいけない。
石油系界面活性剤を使わない安全な化粧品と作ろう。
そうしてできたのが、アクアビーナスシリーズであったり、リセラであったりです。
カタログを見ると洗剤やら歯磨き粉が掲載されていて、なんで？と思った方も多いかと思います。
界面活性剤への思いから、こういった商品の開発、販売もしているのです。
（口の中からの吸収力はものすごいのです）

社長の安全と効果を求めている姿勢がFDのコンセプトと同じなので、おつきあいを始めました。
ただ、界面活性剤の危うさを知ってもらうという考えに賛成していますが、自分にとっての目標にはならないのです。
なぜなら、私は化粧品屋さんじゃなく、エステティシャンだから。
「エステの技術が何かにつながらないか」を、探しています。

今までも漠然と考えていましたが、真剣に考え出したのは震災から。
被災地や避難所へボランティアで行く人たちがたくさんいました。
美容師さんとか整体師さんとかが、現地で自分の技術を活かしていました。
エステティシャンには何ができるのだろう？

エステには肌をきれいにする他に、リラクゼーション効果や自律神経を整える力があります。
具体的に何かに活かせないか。
答えが出ず、結局売り上げを義援金にすることでお手伝いをしました。

今回紹介された「偉い人」は、エステの可能性に目を向けている人だと聞いたのですが
目標は同じでも目的が違う方でした。

エステという仕事はお金を意識してはいけないと思っています。
意識すれば、化粧品を売らなきゃ、もっと大きなコースを勧めなきゃ、という考えが起きます。
そこにお客様の幸せはありません。
エステは肌をきれいにするけれど、心も癒すことでもきれいにつながります。
お客様は幸せな気分で帰らなくちゃです。

先日のリセラの懇親会で何名かの方に目標をきいてみました。
「町中の人をきれいにして、日本で一番美人の多い町にする」
「界面活性剤の恐怖を伝えていく」
「○○市でリセラを知らない人がいないようにする」
みんな大なり小なり目標を持っています。

私の大きな目標探し、まだまだ続きそうです。

ちなみにエステの世界にくる前に持っていた目標は
「歴史に名前を残す！」でした。
小さな小さな小さな形で達成しましたが、100年後には消えちゃうでしょうね(^_^;)