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石巻・女川
震災から1年半、やっと被災地へ行ってきました。
仕事でもボランティアでもなく行くことにはためらいがありました。
が、「観光でも興味でもいいから、被災地へ足を運んで欲しい。忘れられてしまうことが一番辛い」
そういった声を聞き、もう行っても良い頃だと判断しました。
千年に1度と言われる災害を知っておくこと。
被災地の空気を肌で感じること。
お金をいっぱい遣ってくること!
日帰りなので、目的地を宮城県の石巻としました。
車で東北道へ。
日光~那須は紅葉が見頃で素敵でした。
山の緑と青空が鮮やかさを増したなーと思ったら福島。
でもそのあたりから道路がガタガタし始めました。
所々修復痕。地震の影響がまだ残っているようです。
仙台に入ると工事中を目にするようになりました。
津波の時にテレビで見覚えのある景色がちらほら見え始めました。
そして、石巻に着きました。
今回はとにかくお金を使います。
無料駐車場には駐めず、敢えて有料駐車場へ。
日和山公園から石巻漁港が見渡せると聞き、歩き出しました。
公園までは坂道が辛かったけれど、皆必死で登ったのかなあと思うと急斜面に不満は言えません。
登っての景色。
まだ何もなくて愕然。
下におりて歩いてみました。
草が生えている空き地は誰かの家が建っていたところ。
立ち入らないようにと道路だけを歩きました。
それにしても、何もなく・・。
壊れたままの家やビルも多数ありました。
まだこんなに残っているのだと驚きました。
時々川底のようなにおいがして、まだ流れてきた土も除去しきれていないのかもしれません。
時間が止まっています。
本当はこの後に牡鹿半島を回って、大川小(旧)の慰霊碑に手を合わせたいと思っていたのですが
「ここだけでいいよ」と旦那さんに言いました。
うまく言葉にできないのですが、なんとも言えない気持ち。
すると旦那さんが「そうでしょ。ただここにいるだけで辛くなるんだよ」と。
旦那さんは震災の後すぐに陸前高田に行っています。
あそこは地形のせいか、もっと被災地が広大だそうで、とてもやりきれなかったとか。
なんだか無力感いっぱいです。
「えーい!次は復興支援だ!今できることをやろう」
被害にあった家の並びに開店中の酒屋さんを発見。
「こんにちはー」とドアを開けました。
お酒は棚の1/3くらいでしょうか。
「酒、もうなんにもないよ」とおじさん。
そんなことないから!
地元のお酒を何本かいただきました。
おじさん「おまけするよ」とか言い出して、いい人すぎ・・。
次はプレハブが並ぶ復興村みたいなところ。
ここでも笹釜やら鰹節やら色々と購入。
お店を出たところで、観光バスが到着。
おりてきたおじさま達が腕を振り回しながら「よーし!買うぞおー!」と入っていきました。
なんかいいですね♪
色々な形で義援金をしてきましたが、直接お金をおとせる買い物は安心と満足感があります。
駅前の商店街も津波の爪痕だらけ。
ついつい辛そうな表情になってしまうのですが
町中にこんなものが。
他にも仮面ライダーや009やらがたくさんいました。
見つけると「わー!」と喜んで駆け寄ってしまいます。
商店街なのですから、こうして明るく歩いた方がいいですよね。
それにしても、1年半もたってなぜあのような状態なのだろう。
個人個人は頑張っているのに、大きな動きが見えない。
帰りの車ではずっと怒っていました。
帰宅後にパソコンの動画サイトで震災時の石巻周辺を見てみました。
あの津波でよく残った、お店を再建したと改めて感動。
瓦礫の山がすごかったのに、今はなくなっていました。
ちゃんと動いているのですね。
でも1年半、遅い気がする・・・。
片道400キロなら近いよね、また行こうと旦那さん。
往復だと800キロなんですけど(笑)
でも行きたい。
復興支援はまだまだ必要ですね!
ちなみに。
震災直後~2011年9月まで、お店の売り上げの一部を義援金としていました。
リセラADSシリーズをご購入の方は、
1本お買い上げにつき100円~200円が義援金として今でも送られています
箱に貼られているシール1枚が100円です。
(リセラに送って初めて義援金となります。
捨てたり、途中で集めるのを諦めたりしないでくださいね)
サロンを通して皆さんも復興に参加しておりますよ。
そして。
笹釜と牛タンを肴に日本酒。
とっても美味しくいただきました♪